広島県広島市佐伯区湯来町
Road Map :R433の湯来町大字下地区に天上滝谷林道の入口がある。
Route Map:林道入口から1.5km走ると滝への入口の表示あり。
『日本の滝百選』 上品な美しい滝であり、ナメが続く沢歩きも楽しめた。
日本の滝見リストのHPから
433の新松原橋から滝谷川沿いの林道を約1.5km行くと、龍頭の滝の案内板があり、駐車出来る。 そこから木橋を渡り、沢沿いに約300m上ると龍頭の滝を見ることが出来る。
滝は4段になっており上の3段はそれぞれ高さ4m程の小滝で滝壺も持っている。 下段の滝は高さ16mから大きく深い滝壺へ落下する綺麗な滝です。 4段を一望することは出来ません。上段の滝は壊れて今にも落ちそうな橋の上から2段滝と3段滝を見ることが出来、1段滝はこの橋を渡らなければ見ることが出来ない。
更に1段滝の上に橋が架かっていたが、今は壊れていて渡ることは出来ない。 下段の滝は少し下流から沢に降りると滝壺まで行ける。水量もあり水も綺麗だし、この滝の下流にも小滝やナメ滝が続いている。
湯来・龍頭の滝
龍頭の滝は4段からなる滝で、今回は最下段の滝しか見ていないが、かつては上部3段の滝を見る遊歩道が整備されていたが、現在は遊歩道の鉄橋が崩壊し、危なくて近寄らない方が良いらしい。
危険を冒してまで見に行く値打ちがなさそな滝らしい。 最下段の龍頭の滝はバランスの取れた綺麗な滝であったが、久し振りの沢歩きも楽しいものだった。
湯来・龍頭の滝 (落差16m)
ゆき・りゅうずのたき
駐車地から板橋を渡ると、その先には道が無い。
道順から多羅多羅の滝の前に龍頭の滝を滝見するはずであったが、天上滝谷林道の入口を見付けることが出来ず、時間の浪費となるので先に多羅多羅の滝を滝見した。
再度、天上滝谷林道を探すが、見付からない。 地元民に龍頭の滝の場所を聞くが龍頭の滝を知っている人が居ない。 4人目の古老が龍頭の滝を知っていて教えてくれたが、林道は崖崩れで通行止めだろうと嫌なことを言い出した。
龍頭の滝名は日本全国に沢山あるので、頭に地名を付けました。
滝見散策時間:42分
13時50分に歩く始める。 今にも壊れそうな板橋で滝谷川を渡る。
川を渡って支流に入るのだが、橋を渡ってからは道は無くなる。
周辺には林道が多く、カーナビに林道名が出て来ないので天上滝谷林道を見付けるのに30分以上の時間を費やしてしまった。 林道には滝への表示があったので滝への入口は簡単に判った。
カメラのアングルが傾いている様に見えるが、坂の傾斜がきついだけである。
橋を渡ってから支流の沢に入るが、道は無いので、ここからは沢歩きとなる。
滑滝が続き、沢歩きの雰囲気が高まって来る。
水深の深い所を避けながら上流に向かって歩いて行く。
これは甌穴だろうか? 沢水の綺麗なのが嬉しい。
古い倒木があったが、通行の支障になる程では無かった。 一枚岩の岩盤が続く。
個人的には好みの景観が続き、ナビテープ等は何もないので、単純に沢を遡上して行くだけである。
小さな滝が出て来たが、これは無名滝の様であった。 左側へ迂回して上流側に廻り込む。
沢登りとしては快適な岩盤が続く。
もっと長い時間を歩いた感じがしたが、16分にて ”龍頭の滝”に着いた。
曇り空ではあるが、それでも滝壺はコバルトブルーに輝いていた。
落差16mの斜瀑である ”龍頭の滝”は単純な直瀑では無く周囲とのバランスが取れていた。
”龍頭の滝”は4段からなる滝で、この滝は最下段の滝らしい。 ここからは見えていない3段
の滝は落差4m程の小さな滝が連なっているらしい。 滝口に壊れた遊歩道の残骸が見えている。
往路と同じ所を戻って行くのであるが、
逆方向から見る景色は変わって見えた。
復路も沢歩きを楽しみながら戻って行く。
小さなな無名滝も滝口から見ると大きな滝に見えた。
逆方向から見ると往路とは違う所を通っている感じがした。
この倒木地はどちらから見ても同じ雰囲気だった。
スパイク長靴でも滑るので気を付けていたのだが、体が宙に舞ってしまった。
ザックがエアーバックになり、幸いケガをすることはなかった。
左岸を歩くが、ここもコケが生えていてよく滑った。
強烈なお陽さんの光が欲しいところである。
最初のエントリー地点に戻る。 自車は目の前に見えた。
壊れそうな板橋を渡り車に戻る。
'19年の広島遠征(4回目)